熱量多めでお伝えしたいこと
それは教室理念にもつながるお話です
音楽教室の存在意義って何だろう?
街にある小さな音楽教室に
何ができるのだろう?
私が出来ることって何だろう?
と日々考えています
ピアノが弾けるようになりたい
と思う子ども・親御さんのために
ピアノが弾けるように指導すること
はある意味当たり前
ただ
ピアノが弾けるようになるための前段階が
実はとても大切だと思っています
「マインドセット」
簡単に言うと
その人の習慣や経験によってできた
無意識の思い込みや価値
中でも
未完成である自分に○をあげる
ことを関わりの中で大切にしています
例えば
お店に並ぶ商品はもうすでに完成している
「モノ」
その「モノ」が別のものに変わることはない
だけど
人間は常に成長し変化していく生き物
「ヒト」として完成することはない
と思っているので
未完成であることが当たり前なのです
つい完璧を求めてしまったり
成長していないんじゃないかと
不安になることもあるかもしれませんが
「ヒト」が人として完成してしまったら
成長は止まってしまいます
人間に生まれてきたのだから
成長する自分を楽しめる人生を
歩んでいきたいですよね♪
ピアノや音楽を通して
「人」というナマモノを相手に
その時々の感情と個に向き合い対話する
人として成長し続けることができる喜びを
分かち合えるから
私は今、音楽講師を続けています
先日ある生徒から
「学校の先生にはならないの?」
と言われたんです(笑
確かに
大学時代は学校の音楽の先生になろうと
勉強はしていました
子どもと関わるのは好きです♪
それと
田舎では教師は安定した職業であった
ことが大きな理由だったような気がします
(就職氷河期でした)
自分のやりたいことを
深掘りしていけばいくほど
「今」の仕事が好き
にたどり着く
目の前の一瞬一瞬を見逃さずに
一緒に感じられる空気感
一人ひとりが持っている個性(才能も含む)
からたくさんの発見があり
私自身の成長にもなっています
ピアノは
音符を読む=正解のあるもの
楽譜から読み取って表現する=正解のないもの
正解があるものとないもの両方を
学ぶことができることは
より深く「知る」こと
追求するきっかけをくれます
知ることは人生においても
考える力や判断力、決断力にも繋がり
ピアノを通して身につけられる
先を読む力は未来を切り拓く力へ
繋がっていく
ピアノが弾ける…という枠を飛び越えて
人生を豊かにしてくれるものと
信じています
人間は未完成だからこそ
年齢によって感じることが変わり表現も変わる
どこでどう花が開くか
誰もわからないのです
子どもはまだまだ未完成
大人だって未完成
未完成であることを認識して
ヒトとして成長し続けられる教室
虹色音楽教室soété「そえて」